私は大学4年生の時に翌年、海外のスポーツに触れる旅に出ることを決めていたので一切新卒での就職活動をしませんでした。
今思えば人生で一度しかできない経験なのでしても良かったと思いますが、そんな流れだったので実際に社会に出たのは1年遅れでした。
私は社会人として初めて働くきっかけとなったアスリート派遣についてお話をしていきます。
スポーツ用品メーカーへ就職する前の話 アスリート派遣とは?
当時、大手人材派遣会社が大学などの学生生活を終えた選手が社会人になるとスポーツを辞めてしまうことは良くないと「スポーツができる環境を整えた又は理解がある企業を紹介する」といったふれこみで新しいサービスをスタートしたのです。
実際に私以外にもカヌーの選手やサッカー選手などかなり多岐に渡る競技の選手が登録をして勤務をしている様でした。
実際の雇用形態は派遣社員ですので、その人材派遣会社でマナー研修やIT講習を受けて各々紹介された企業へ派遣されていく訳です。
かなりニッチな層ではありますが、私の様な働いてもスポーツを続けたいと考えていた人間には良い機会に思いました。
スポーツ用品メーカーへ就職する前の話 ぶっちゃけどうだった?
ここでも本音で話しますが、正直最悪でした。
私は何だか人当たりも良かったということでこの人材派遣会社の方に気に入られ、その会社のグループ会社へ派遣社員として勤務することが決まりました。
まず何が最悪だったかというと、営業職をさせて頂いたのですが結局スポーツする時間が十分に取れなかったことです。
当然私がスポーツ選手に特化した同じグループ会社から来たというのは皆知っていましたが、当時始まったばかりのサービスということもありあまり深く理解している人はいませんでした。
営業って結局土日も電話がかかってきたりしますし、残業もあったので何だか普通に正社員で働いても業務量は一緒の様な気がしました。
またこういった現状を派遣元に話しても体育会系のノリで「なんとかなるよ!」みたいなことをニコニコして言われるので、派遣元の社員たちもアスリート出身の方でしたがそんなに経験がある様に見えませんでしたね。
結局数年で潰れた様です。。。
スポーツ用品メーカーへ就職する前の話 試みとしてはよかったと思う
ただ今思えば、ビジネスの切り口としてアスリートと仕事を紐づけてビジネスをするのはありだと思いました。
実際高校や大学を卒業してまでスポーツをガチで続けていくのは実業団選手くらいでしょう。
続けたくてもやはり時間が取れないなどを理由に辞めて引退していく方がほとんど。
そういった本気でスポーツを続けて向き合っていきたい人達向けにはやはりスポーツに特化したところから受ける就職斡旋というのはあってもよい分野ではないかなと感じます。