介護福祉士の退職代行

介護福祉職が退職代行を利用する時の話し

保育士のほかに、退職代行サービスの利用で最も多いと言っても過言ではないのが、老人センターやデイリーサービスなどで働く、介護福祉職に就く人たちです。

なぜ利用者が多いのかその理由を考えていきます。

介護福祉士が退職代行を使う前に悩むこと

介護福祉士の悩みは、以下のとおりです。

  1. 給料が安い
    介護福祉士の給料は、日本の平均年収よりも低いことが一般的のようです。重労働にもかかわらず、給料が安いためモチベーションが上がらず、自己犠牲が強くなってしまう職業となっています。ボーナスカットがあったり、車送迎の際の駐車場代を自腹で支払うことがあったりと、仕事の量と給料が割に合わない条件であるため、退職を考える人が増えています。
  2. 責任が重い
    介護職は、人の命を扱う大切な仕事です。直接人と関わって仕事をするので、日常生活を助けてあげると、本人や家族から感謝を言ってもらえることもあり、とてもやりがいのある素晴らしい仕事です。しかし同時に、責任の重い仕事でもあります。ミスを起こさないように、疲れているときでも気を張っていなければなりません。

    介護をする際に相手の体を抱えたり、車椅子を動かしたり、自分の体にも負担がかかります。介護事故が起こってしまったら、介護をしていた患者さんだけでなく、ニュースで取り上げられるなどで働いている施設の評判が落ちて、会社にも大きな迷惑をかけてしまうので、毎日の行いひとつひとつの責任が重い仕事です。そのストレスに耐えられなくなってしまうと、退職や転職を考えるようになっていきます。
  3. 重労働
    介護業界は常に人材不足です。そのため、老人ホーム施設で勤務するとき、朝晩や遅番など、きついシフトを組んで働かざるを得ないことが多々あります。介護だけでなく、体のリズムが整いにくいシフトも、重労働になる原因の一つです。「休ませてほしい」と頼むと、「他の人も働いているから、あなただけ休ませることはできない」と言われたり、シフト管理が甘かったりと、ブラック企業のような扱いをしている会社も少なくありません。そして人が辞めていき、給料が安いので人を雇うことが難しく、また人材不足に悩む、という悪循環に陥っていきます。
  4. キャリアアップが難しい
    このようなブラックな業界で、今日の現場を回すことに必死ですから、社員教育の制度が整っているところがほとんどありません。すると、仕事の目標を持つことができないので、やりがいが薄れてモチベーションが下がっていくことになります。どれだけ毎日きつい仕事を頑張っても報われない気持ちになって、重労働の仕事で体力が奪われ、さらに前向きな気持ちを失っていってしまいます。

介護福祉士はなぜ退職代行しないと辞められないケースがあるのか

このような環境下で働いているにもかかわらず、なかなか辞められず不満を溜めながら働いている介護福祉士も多くいます。

では、本当に辞めたい気持ちがあったとしても、なぜ環境を変えられないのでしょうか。その理由を検証していきます。

  1. 自分がいなくなった後が心配
    介護福祉士の仕事は、大きな責任を伴う仕事であるため、自分が辞めてしまったら現場は回るのだろうか、と心配してしまって辞められない人が多く見られます。特に、長男・長女気質の責任感が昔から強い人が、辞めた後の現場の心配をする傾向があります。しかし、どの職場でもそうですが、人材不足であっても現場は何とか回っていくものです。そのことを理解したうえで、自分の人生を大切にする一歩を踏み出す必要があります。
  2. 引き留められる
    退職を職場の人に相談すると、引き留められることがほとんどのようです。「もう少し頑張ってみようよ」「私も辞めたいけど、何とかここまで続けられているよ」と、なんとか自分たちの中に取り込もうとします。まだ退職の意思がそれほど固まっていない場合、集団の雰囲気に負けて、辞められずにずるずると続けてしまいます。
  3. 人間関係の悪化を恐れる
    また、職場の人に退職したいと希望を伝えると、「私はこんなに我慢しているのに、あなただけ辞めようとするなんて最低だ」と思われて、職場環境が悪化してしまうのではないか、と心配してなかなか言い出せないケースもあります。介護職はチームプレイやコミュニケーションが大切な仕事です。そこで自分だけ抜けようとしていることがばれると、居場所がなくなってしまうのではないか、と考えるあまり言い出せなくなってしまいます。
  4. 重労働で鬱っぽくなっている
    きついシフトで重労働の仕事を続けていると、心も病んでいってしまい、鬱っぽくなってしまうことがあります。すると、冷静な判断ができなくなって、心を閉ざして何も感じないようにしてしまい、ただ時間が過ぎるだけの人生を過ごしてしまいがちになります。こうなってしまうと、人生に前向きな変化を起こすどころか、苦しみがつきまとう毎日となってしまうでしょう。
  5. 辞めた後が不安
    これはどの職業でもそうですが、退職後どうすればいいかわからないために、辞めたいけれどもなかなか退職の希望を上司に言い出せないケースです。辞めて生活はしていけるか、次の仕事はすぐ見つかるか、条件が下がってしまわないか、など、いろいろな不安がつきまとってしまうため、退職に踏み出すことができません。

退職代行において保育士と介護福祉士の共通している点 

退職代行サービスの利用が多い職業は、営業職や製造業など他にもありますが、ここでご紹介した保育士と介護福祉士の仕事には、共通点がいくつかあります。

それは、人と直接関わる仕事だということです。保育士は園児、介護福祉士は患者さんの命を預かっている重要な仕事です。そのため、責任の大きい仕事であることも、退職を相談しづらくなる原因のひとつです。

さらに、重労働で拘束時間が長いにもかかわらず、低賃金である点も似ています。心身ともに追いつめられて、責任感があるためギリギリまで頑張ったけれど、どうしても我慢できなくなって限界を超えたときに、退職代行サービスを使うことになるのでしょう。

介護福祉職が退職代行を利用する時の話し まとめ

以上が、退職代行サービスの詳細でした。退職代行サービスを使わずに、双方合意の上退職できるのが一番ですが、会社側が退職を受け容れてくれない場合、話し合いもすることができません。

そのようなトラブルを解決するのが退職代行サービスです。

どんな仕事に就いていても、我慢しすぎずにどうしても辞めたいときは、退職代行サービスを利用しても良い、ということを覚えておいてください。

そして自由を手に入れて、次の一歩を踏み出して行ってください。

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